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What is Aufguss?アウフグースって何?

ドイツサウナの特徴といえば、、、

1.男女混合、全裸

2.サウナエチケット&ルールが徹底している

3.アウフグース(エンターテイメント性が高い)

この3つ目のアウフグースってなに?その言葉や映像はみたことがあったものの、アウフグースはまだ一部のサウナ好きにしか知られていないし、体験した人も少ない。。。これは、もうドイツに行って本場サウナ&アウフグースを体験するしかない、ということで行ってきた体験記を紹介します!

アウフグースとは、ドイツが発祥で、マイスター(男性も女性もいます)と呼ばれる人がロウリュをした蒸気ムンムンのサウナ室内で、バスタオルを巧みにくるくると旋回させながら室内の蒸気をかき回し、発汗を促す行為のことを言います。ドイツ以外にも北欧、東欧では一般的に行われていて(ただしフィンランドで行われているところはみた事なし)アウフグース世界選手権が開催されているほどメジャーなんです。その選手権がまた度肝抜かれるパフォーマンス&審査員も全部裸ー!ツッコミどころ満載。そんなわけで、ここではあえてさらっと触れるだけにします。気になる方はyoutubeで見てみてください)

@Claudis Therme:

Photo from Claudius Therme

クラウディステルメは、サウナヴィレッジ(別途使用料必要)と温泉プール部分が別れており、サウナ棟の方にはロシア式、フィンランド式、ケロサウナなどのサウナ、休憩室などが広い敷地に完備されています。私たちはフィンランド式サウナで「Salt & Honey」と名付けられたセッションでアウフグースでデビューしました!

まずは上の写真のように、マイスターが始まる時間の少し前にきてドアを開け空気を入れ替えます。(アウフグースの起源も、室内の空気を入れ替えるところから始まったとか)

ホテルサウナで全裸デビューはしていたものの、サウナ室をチラ見するともうすでに40-50人くらいの人がベンチにびっしり(裸で)座ってる。その光景にさすがに躊躇した私たちは、サウナ室に入る前にこっそり水着の下だけ履いてタオルで包んで入室。席に座る時に体に巻いていたタオルをベンチに敷き、水着を隠しつつしれっと座ったつもりが、、

「それ(水着)脱がないとだめ!ルール違反」

イケメンで締まった体がお美しいアウフグースマスターから即ご指導が入り、そそくさとサウナ室をでてマッパになり再度入室。さすがルールに厳しいっ!!裸に意識しすぎて失態。「ルール知らんな、このアジア人」と逆に視線を受けるという、初回に相応しい失敗をしました。

Photo from Claudius Therme

そして空気が入れ替えられた後、サウナ室のドアが閉められ、ついにアウフグースがスタート!マイスターさんが簡単な自己紹介と、どんな種類のアウフグースなのかを説明します。(ドイツ語なので全く何言っているか不明でしたが、ここでお客さんをちょっと笑かしていました)マイスターがジャバジャバとロウリュをし、その後大きなバスタオルを巧みに、かつ豪快にグワングワン旋回させながら室内を5分程歩き回ります。それを2回目くらい繰り返した後に、ソルトとハニーが配られ好きな方を選んで体に塗り込みます。私はハニーを選びましたが、もう肌がツゥルツゥルなる!この時点ですでにサウナ室内はロウリュの蒸気でムンムンになっており、熱さ全開。そんな中、最後のセッションが始まります。風ちょうだい〜とばかりに目をつぶりながら両手あげて熱波を欲しがる人、それを浴びて飛ばされちゃって満面の笑顔が出ちゃってる人、、、、この光景おもろすぎました。

マイスターも最後はこれでもかー!っていうくらいタオルで風を客に浴びせてくるので、汗がだくだく出てくる。タオルは止まらない発汗とハニー&ソルトでドロドロ、ビチャビチャ。そしてドアが開放されるとみんな一気に(シャワーをもちろん浴びてから)冷水プールに飛び込んだり、樽の中に入れられた細かく砕かれた氷を全身にこすりつけてから、外のベンチで外気浴しながらホワーンってととのっていました。初アウフグース、最高のととのい頂きました。

Claudis Thermeniにはもう一つ大きなサウナがあって、そこでは女性もアウフグースマスターが大勢の熱波を欲しがるサウナクレイジーたちに、汗かきながら必死にアウフグースをされていました。男性マイスターのセッションとはまた違って、風が柔らかな感じで癒される感じがよかったです。

Russian Banya:

一言でいうならば、めっちゃワイルド。最初から最後まで荒々しいパフォーマンスでした。(やってくれた人にもよるのだと思いますが)バーニャと言うだけあり、とにかく熱くて、室内の温度が90度位はあ流のでは?と入った瞬間に感じました。それなのに、ベンチはすでにパンパンで上段しか空いておらず。冗談は拷問かと思うレベルの熱さでした。

このバーニャでは、タオルではなくてヴィヒタを使ってのパフォーマンスでした。サウナストーブの前に置かれた冷水のバケツにヴィヒタつけて、思いきりその水をサウナーたちの顔や体めがけてかけるというスタイルで、SMプレイのようでした。常連の人が仕込まれていたのか、下段のサウナストーブの近くに男の人は顔10センチ位の距離から思いっきり顔めがけてヴィヒタの水攻撃を受けていて、みんなの笑いをさらっていました。サウナ室内でお客さんをイジるお笑いパフォーマンス、新鮮!

ウィスキングもしていましたが、バーバリアン的な拷問のようなウィスキングスタイルで、(むしろ叩いてた?!)終始ワイルドでした。

そして熱すぎてもう無理ーと思ったところで終了。でも、拷問バーニャが終わった後の冷水プールと外気浴でのクールダウン、、、やっぱり最高!鬼ととのいでした。

アウフグースとは言っても、千差万別。というか、ドイツサウナはサウナの種類に合わせた、それぞれの趣向を凝らしたアウフグース、パフォーマンスがあるのだと知り、その奥深さに驚嘆。でもその奥にはお客様を気持ちよくさせるという共通点があるような気がして、日本に通じる「おもてなしの心」を感じ図にはいられないのでした。

サウナ文化、、、掘れば掘るほど面白い。


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